佐々木耕司コラム

「オフシーズンの手入れ(体、用具)」について


皆さん、こんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。毎年恒例のGWキャンプのため志賀高原に来ています。冷春のため雪が残る中でスタートしましたが、4月下旬からの急な気温上昇のために、日に日に雪が減少する中、無事に前期のレーシングキャンプを終えることができました。ここ数年は気温の低いGWが続いていた中、久しぶりに気温25°以上の夏日の中でのキャンプとなり、柔らかい雪でのゲート滑走にて、掘れたバーンでの滑り方をトレーニングすることができました。春のゆるんだ雪での滑走時には、ボードのソールがかなり汚れるため、何名かの参加者が行っていたスタートする前に汚れを取り除いてからの滑走がとても効果的でした。とてもオススメです。

さて、今回はオフシーズンの手入れ(体、用具)についてお話ししたいと思います。スノーボードは用具を使うスポーツでかつ非対称のスポーツであり、1シーズン滑ると用具は痛んだり、体は疲れた状態となります。
さらなる上達のためやけがの防止のためにも、オフに手入れを行うことは大切です。具体的な手入れの方法について以下へ記します。

◆用具
・痛んでいる箇所があれば修復する。(チューンナップ)
・長期間保存するためにWAXをしっかりと塗り、酸化を防止する。
・負荷のかからない状態で、涼しい場所にて保存する。
・他

◆体
・栄養と休養をしっかりとり、疲れを取る。
・体の痛んでいる箇所があれば、治療する。
・左右のアンバランスを正常な状態に戻す。
(ストレッチやウォーキングなど)
・他

上記について自身で行う方が多いかと思いますが、よりしっかりと行いたい方は、プロなど専門の方に依頼することをオススメします。用具についてはチューンナップショップ、体についてはトレーナー、ドクター、治療師などに依頼すると良いでしょう。シーズン終了後に、それらの手入れをしっかりと行う場合とそうでない場合では、夏場の体調に影響がでることがありますので、目安としては、シーズン終了後1・2ヶ月の間にはしっかりとケアを行い、ドライトレーニングや別のスポーツを始められると、夏場に体調を崩したりせず、良い次のシーズンインにつながっていくと思います。K-snow JAPANでは、オフシーズンにも滑りたい方へは夏のニュージーランドキャンプや秋の北米orヨーロッパキャンプをご用意しており、オフシーズンに体を動かすことやトレーニングを行いたい方へは、様々な企画を行う予定ですので、興味のある方は是非ご参加いただければと思います。

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2012年05月01日(火) No.94 (コラム)

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