佐々木耕司コラム

「足裏感覚の大切さ」について


皆さんこんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。
ここ数日朝晩寒い陽気となっていますが、皆様いかがお過ごしですか?
ここホワイトワールド尾瀬岩鞍は、花冷えの寒さの冷え込みのため、朝の西山ゲレンデはGoodコンディションとなっており、ハイシーズンさながらのグッドスノーでのライディングを楽しんでいます。先日、志賀高原サンバレースキー場での”見直しレーシングキャンプ”においては、2月のハイシーズンを思わせるほどのグッドコンディションの中、キャンプの目的である、シーズン最後の技術の確認と来期へ向けてのテーマ作りとあらたなテーマである斜面変化への対応を行いました。各自のテーマが明確となり、参加された方のモチベーションの向上のお役に立てたことかと思います。

今回は、”足裏感覚の大切さ”についてお話ししたいと思います。
スノーボードは、一枚のボードに乗って斜面を滑り降りるスポーツであり、斜面を滑り降りる際に、足裏(約20〜30cm)の幅の中でバランスを取りながら転ばずに思い通りに滑って楽しむスポーツです。山の斜面は、平らな所ばかりではなく、でこぼこしている箇所もあり、バランスを崩して転倒しやすいところもあります。そのような状況にて、転ばずに滑り降りるためには、ボードを押さえつける(踏む)力が大きい方がより安定して滑ることが可能となります。そのためには、脚を曲げたり伸ばしたりして、体重や脚力を足裏を通じてボードに伝えることが大事になります。斜面の状況が良い場合や視界が良い場合は、しっかりと足裏に力を伝えやすいものですが、それらの状況が悪い時は、良いときと比べて力を伝えにくくなります。他の例で考えてみると、視界の良いときに足下がしっかりしたところをダッシュして走るときと、視界が悪く足下が悪い状況にて走るときでは、前者のほうが足裏にしっかりと力を加えられるため、速いスピードで走ることができます。悪いコンディションでは良いコンディションと比べて、走るスピードがどうしても遅くなってしまうものですが、それをできるだけ変わらないようにして走るためにはどうしたらよいかと考えると、目で収集しきれない情報を足裏で感じたり、足裏の全ての面を使ってバランスをとることができれば、効率よく力を地面に伝えることができ、その結果速く走ることができます。
これらのことをスノーボードに置き換えてみると、トレーニングで足裏感覚を磨くことはもちろんですが、ブーツの底に敷いてあるインソールの性能の違いによって、足裏感覚が良くなり、力を効率良く伝えることができるようにとなります。私は今シーズンからBMZのインソールを使用していますが、これが私の足にぴったりと合い、実に効率のよい力の伝達効果によるライディングができ、快適に楽しくスノーボードをすることができています。その効果は、スケーティングをするときにもわかるほどで、一度使ってしまうと体の一部のように感じるため、最初から敷いてあるノーマルのインソールや、他のインソールを使ってみたときには、なにか違和感を感じ、力の伝達効果が悪く、足裏感覚が鈍くなったように感じてしまうほど良いものです。BMZは、早い上達を望む人には、力の伝達効果や足裏感覚を高めるためとてもおすすめです。4月中旬のケスラーカスタムボードの試乗会や、ゴールデンウィークキャンプでは無料での試乗会を予定しておりますので、興味のある方は是非とも試してみてはいかがでしょうか?

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2010年04月01日(木) No.59 (コラム)

No. PASS