佐々木耕司コラム

西日本の皆様へ、アクロスキャンプのお誘い


皆さんこんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。先日、東北へケスラースノーボードの試乗会へ出向いてきましたが、その週末は暴風雨の超悪天候となってしまいました。しかしそのような悪天候の中、山形の蔵王スキー場では、スノーボードナショナルチームの斯波正樹選手と深見将志選手がとてもとても熱いアルペンスノーボードキャンプを開催していました。全国各地から参加された方の熱い取り組み姿勢に、スノーボードキャンプの原点(スノーボードの楽しさを伝える)を改めて気づかされました。彼ら2人が初めて行うキャンプは、フリーライディング班とゲート班に分かれ、参加者が自由にクラスとコーチを選べるというもので、選手が主催するキャンプならではの和気藹々としたエンジョイ型キャンプにて、参加された方々は強風や大雨が降る悪天候にもかかわらず、とても純粋にスノーボードを楽しまれているようでした。私もキャンプの晩餐に招待され、そこでさらなるサプライズがありました。それは、本格的なフルコースのディナーを、なんとアコーディオンとギターの生演奏の中で食するというものでした。とても贅沢な演出に感動したのは、私だけではなかったように思います。ゆったりとした時間の中で美味しいものを味わいながら食したこの経験は、とても良い思い出の一つになりました。
夕食後には、ケスラースノーボードについての説明会を行わせていただき、ケスラーボードが世界最速である由来や製造上の秘密や今後の開発、シルバーボードとブラックボードのコンセプトの違いやそれぞれタイプのボードに適したライダーレベルや、それらタイプのラインや乗り方等についてお話しさせていただきました。キャンプにヘルプとして参加されたレグナのM崎店長が持ってられたケスラースノーボードの知識は、今回の説明会でさらに深められ、日本で一番よくケスラースノーボードのことを知っているショップ店長といっても過言ではないほどのレベルに到達せられたように思います。

さて、今回は西日本の皆様へお話しいたします。聞くところによると今年の西日本のスキー場は、少雪・暖冬により、営業期間が短いところが多かったようで、満足いくほど滑り込まれた方が多くはないと伺いました。そのような方々に耳寄りな情報をお知らせします。
来る5月30日-31日と10月10日-12日(予定)に愛媛県のアクロス重信スキー場にてゲート&フリーライディングキャンプを開催します。ゲートではSLの基礎からバリエーショントレーニング、フリーライディングでは基礎から応用までと、オフシーズンならではの細かいところまでを見直したトレーニングセッションを行います。スノーボードは基本的に落下するスポーツであり、外力と内力を巧みに使いながらバランスをとって滑っていくものです。
外力を使う前に、まず基本であるポスチャーやポジションの確認、基本動作のチェック、そして究極のバランストレーニングである低速滑走にて、外力を利用できるための基礎固めを行います。アクロスはそれほど距離がないので、限界スピードの向上や遠心力をフルに使った滑りの向上にはちょっと厳しいですが、上記ようなトレーニングには適したバーンであり、雪質も下地には堅いアイスバーンがあり良好です。必ずしやここで習ったことが次のシーズンに役立つでしょう。来シーズン、新しい滑りを手に入れたい方、今までの殻を破って生まれ変わりたい方、海外に行くまとまった時間がとれない方、等、是非この機会にアクロスで滑ってみてはいかがでしょうか?

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2009年05月01日(金) No.44 (コラム)

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