佐々木耕司コラム

テレビ解説・関東地区大会」について


皆さんこんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。今回は、「テレビ解説・関東地区大会」についてお話ししたいと思います。
久しぶりにテレビ放映の解説を、都内のスタジオにて1日に1時間30分の番組2本を収録しました。解説の得意な種目や慣れていない種目があり、合計約4時間にわたる収録となったため少しハードでしたが、とても貴重な体験をさせていただき感謝しております。私にこのような依頼があった経緯は、スノーボードのコーチであるとともに公認大会の技術代表を行っており、各種目(ハーフパイプ、パラレル、スノーボードクロス、等)のルールや競技特性を知っており、解説の経験があったからのことでした。収録は私と3人のアナウンサー(種目毎にて交代)にて行いました。彼らに驚かされたこととしては、話しをするのが上手なのはもちろんのこと、限られた秒数の中で、コメントをぴったりとしゃべり収めることの上手さや、自分自身のメモ書きを見ながらそのメモの4,5倍ほどの内容を言葉にする様、番組の流れにそった進行話術に、”さすがプロだ”と驚かされたことです。
番組の最後の総括の場面(その番組をしめる結びの場面)でのことですが、そのパートも当然台詞は決まってなく、ディレクターからの”こういう風に締めてください”というリクエストに対して、アナウンサーと私が限られた秒数の中で話しをおさめるものなのですが、数多くの言い回しやパターンがあるために、最初はきっかりの時間で収まらずに手こずりましたが、何度か行っていくうちに決められた秒数の中でしっかりと収めることができ、ディレクターからOKがもらえた時は、久しぶりに達成感と満足感を味わうことができました。
これに甘んじることなく、今回の収録にてまだまだ満足できないことがありましたので、次回にむけてさらに勉強していきたいと思います。

久しぶりにJSBA全日本大会関東地区大会(アルペン競技:車山高原スキー場)に行ってきました。ここで久しぶりに会う選手の顔ぶれはみんな元気で、本当に大会を楽しんでいるようでした。その中で印象的であったことは、子供連れの選手が多くなったことです。若い時からスノーボード競技を行い、結婚して子供が生まれ滑走時間が極端に少なくなっても、スノーボード競技を続け楽しんでいる選手の姿をみて、このスポーツの魅力や楽しさ、スポーツが持つ人生を豊かにし、人間にパワーを与える効果をあらためて感じました。表彰式に子供を抱えて参加するパパさん・ママさんスノーボーダーの姿はとくに印象的であり、今後スノーボードを是非とも生涯スポーツとして続け、将来は親子で大会に出場して楽しんでもらえれば、参加している人や見ている人、応援している人みんながハッピーになり、このすばらしいスポーツが普及していくにちがいないと思いました。この大会でK-snow JAPANが運営する岩鞍トレーニングクラブのメンバーは、全日本選手権大会への出場権を獲得した選手や、昨年よりも大きく順位を上げた選手、練習での滑りを本番で同じように発揮された選手が多くいらっしゃいました。彼らの共通する点としては、大会でのメンタルが強くなり、通常と同じ滑りができるようになったことやテクニックが身についてきたこと、対応能力が高くなってきたことが挙げられます。これは、自身が使用している用具の特製を理解して、用具を乗りこなした結果であると思います。世界のトップ選手になるには、通常、10年もしくは10,000時間の専門トレーニングが必要といわれています。アマチュアの大会を見てそこまで莫大ではないまでも、それなりの滑走時間が必要であると感じました。選手と比べて社会人の方はそれほど多くの時間をトレーニングに費やすことが困難な方が多いと思いますが、唯一仕事とスノーボードを両立しながら短い時間で上達する方法をご紹介しますと、ゲート滑走のノウハウと同じくらい大切である、スノーボード基本を習得することと用具の扱い方をマスターすることです。
それらを習得した方が、我流で滑り込んで悪い癖を身につけるよりもはるかに早い期間での上達が可能です。世界のトップで活躍する選手や用具メーカーと多くのネットワークや連携をもつK-snow JAPANでは、それらの情報をいち早く収集し、ユーザーへフィードバックしています。まだシーズン中盤であり、滑走できる日数はたくさんあります。K-snowでは、1日単位の1DAYキャンプや宿泊型キャンプ、ゴールデンウィークキャンプ、ニュージーランドでのサマーキャンプ等を開催いたしますので、興味のある方は是非ご参加ください。

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2009年02月16日(月) No.39 (コラム)

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