佐々木耕司コラム

「オフトレキャンプ」について


皆さんこんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。現在、私はCSBAのスノーボードアスリートプログラムの監修のためウィスラー(カナダ)へきております。こちらは最高気温22℃と例年よりも涼しく少し肌寒い陽気となっています。ブラッコム氷河には例年並みの積雪があり、多くのスノーボーダーやスキーヤーでにぎわっています。

さて、今回は先日開催された「オフトレキャンプ」についてお話ししたいと思います。
2007年6月17日、18日の2日間にわたり千葉のエアロビスクセンターにてオフトレキャンプを開催しました。今回は、初めて参加される方や何度も参加されている方や佐々木塾生、年齢は10才〜55才の男女7名の方を対象に行いました。

スノーボードの上達をテーマとして行った内容を下記に記します。
<機能改善トレーニング>
 ・立位ポジション
 ・ウォーキングフォーム
 ・ランニングフォーム
 ・クイックネスでの股関節の動かし方
 ・動的アライメントチェック
  (スクワッティングの動作時の股関節・膝関節・足関節の連鎖性)
 ・等

<動作改善トレーニング>
 ・斜面でのクイックネス
 ・バランスボール
 ・アクティビティー
 ・等

<アライメントチェック>
 ・柔軟性
 ・可動域のチェック
 ・等

<オフシーズンの過ごし方・トレーニングについての講義>
 ・栄養について
 ・効率の良いトレーニングのために留意する点
 ・等

参加者と接して気づいた点として、下記の事柄ありました。

1.どのくらいの頻度でトレーニングを行うとその効果があるか?
→1週間に3回は最低でも行わないと現状の体力の維持やトレーニング効果が薄れてしまいます。

2.栄養について(トレーニングにおけるもっとも大切な栄養素)
→炭水化物、タンパク質、ビタミン、等をタイミング良く摂取する。

3.それらの摂取方法やタイミングについて
→運動後30分以内がベストです。

4.アライメントがずれていることでスノーボードに与える影響について
→バランス保持が難しく内倒や転倒しやすくなります。

5.アライメントを改善することでスノーボードの上達に与える影響
→バランスを保持しやすく、転倒しにくくなります。

6.スノーボード上達のために必要な運動要素→スクワット・可動域の確保、など


これらの事柄は1回できたから良いというものではなく、常に持続・維持していくことが最終的にはスノーボードの早い上達につながっていきます。当キャンプでは、正しいフォームチェックや矯正法を行い、毎年必ず体のゆがみをチェックすることを通じてスノーボードの安全で早い上達のお手伝いをさせて頂いてます。

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2007年07月02日(月) No.13 (コラム)

No. PASS