佐々木耕司コラム

「アイスバーンでの滑り方」について


皆さんこんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。昨日、毎年開催しているGWスノーボードキャンプが無事に終了しました。今年は暖冬少雪のため、GWキャンプの開催が危ぶまれていましたが、4月に入ってから冷え込む日が多かったため、60cmもの積雪があり連日の冷え込みのため、朝9時頃まではハードパックにしまった雪での滑走を楽しむことができました。驚くことになんとキャンプ初日(4/28)の朝に雪が約5cmほど降りました。長年GWキャンプを開催していますが、ゴールデンウィーク期間中に、雪が降る中でレッスンを行ったのは初めてのことでした。春の陽気を予想していた参加者の皆さんは薄着のため、最初は少々寒かったようですが、お昼近くからは日が差してきて暖かくなり、春のスノーボーディングを存分に楽しまれた様子でした。

さて、今回は、「アイスバーンでの滑り方」についてお話ししたいと思います。アイスバーンは、雪が固くボードのエッジがグリップしづらい
(グリップするのに時間がかかる)ため、アイスバーンでの滑走経験が浅い方には難しく感じるかと思います。アイスバーンを上手滑るためには、いかに上手にエッジをグリップさせるかがポイントとなります。そのためには、まずボードがずれてしまうパターンについて考えてみましょう。
いくつかのパターンを下記に記します

 ・滑走中のスピードについていけず体が遅れてしまい、両足でエッジを立てられない
 ・急激な操作をする(エッジを立てる、荷重、抜重、等)
 ・クロスアンダーにてエッジを切り替える・ターン中に両足でボードに荷重し続けられない
 ・他
 ※通常の雪でカービングターンができる人を対象としています


それでは、どのようにすればエッジをグリップできるかと考えてみると下記のようになります。

 ・常に両足でボードを操作する・ニュートラルポジションを確実に通過する切り替えを行う(クロスオーバー)
 ・足場をしっかりと作る
 ・両足首をしっかりと使う
 ・他

上記のことを留意しながらアイスバーンを多く滑走することで、自然と体が バランスや筋肉の使い方を覚えていきますので、転倒を恐れずにチャレンジ して頂きたいと思います。

<オフトレのご案内>
シーズン中にスノーボードの滑走でゆがんだ体を見直し矯正することや基本的な体の使い方を見直すことが、来シーズンの良いスタートを向かえ、スノーボードの上達につながります。
毎年恒例のスノーボードの上達につながるオフトレキャンプは6/16(土)-17(日)に日本エアロビクスセンター(千葉県)にて行います。興味のある方は是非一度、参加してみてください。(詳細は、後日webにてお知らせ致します)

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2007年05月01日(火) No.11 (コラム)

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