佐々木耕司コラム

「コーチングを受けることによる効果」について


皆さんこんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。
先日、東京都内へ行く機会があったのですが、この時期では今までにない程の暖かさを感じました。今年の暖冬は深刻で、このままでは観測史上初めて都内に1日も雪の降らない年となりそうです。しかしそのような状況で、例年よりも1ヶ月早くクローズするスキー場がある中、ホームゲレンデとしているホワイトワールド尾瀬岩鞍では、冷え込んだ夜を逃さずに降雪機で雪を作り、シーズン最後まで良いコンディションを維持する努力の結果、ハードパックされたピステバーンや、パーク・クロスコースも充分に滑走できる状態をキープしています。まだまだ楽しく滑れる状態ですので、是非一度遊びに来てください。

今回は、「コーチングを受けることによる効果」をお話ししたいと思います。スポーツを始めるときは大きく分けて下記の2通りがあると思います。

1.最初から指導者に習う人
2.最初は自身で行い、途中から指導者に習う人

「1.」は、その種目が困難であったり、ケガをできない方や時間がなく、早い上達を望む方が多く、「2.」は、まわりに教えてもらえる友人がいたり、チャレンジ精神が旺盛であり、自信がある等の方が多い傾向にあります。
後者の「2.」についてもう少し考えてみますと、通常はまず自身にて始め、壁にぶつかり上達が止まり伸び悩みんだ際に、指導者に習うことが多く、その際、教えてもらうことのほとんどが「基本」についての確認、実践が多いというのが現状です。確かな基本技術の上に応用技術が身に付いていくものであり、基本を早い時期に身につけることが早い上達につながります。また、時間を掛けて身に付いたものを、新しいものにするには、それまでに費やした時間と同じくらいかかる場合が多いです。我流で行われている方は、正しい運動や操作を行っていればよいのですが、間違った方向へ行ってしまう恐れもあります。早い段階で一度、信頼のおける指導者にチェックしてもらうことが遠回りせずに上達する秘訣と言えるでしょう。

春雪のコンディションの中、クロスコースを滑走したり、さまざまなシチュエーションを滑走することは、バランス感覚やボード操作の向上、総合滑走能力の向上に役立つためスノーボードの上達にとても効果があります。今期より新設したスノーボードクロスキャンプ(3月17日-18日)は、基本の確認から、総合滑走能力の向上に役立つエクササイズ等を行いますので、上達を望む方は、是非とも参加してみてはいかがでしょうか?

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2007年03月01日(木) No.7 (コラム)

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