「競技会(試合)へ参加することによる効果」について
皆さんこんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。今シーズンは暖冬で、暖かい春のような陽気が続いておりますが、尾瀬岩鞍では冬型の気圧配置となった昨日より40cmの新雪が降り、冬の景観となっています。この気候が少しでも長く続き多くの積雪となることを祈っています。
さて、今回は「競技会(試合)へ参加することによる効果」についてお話ししたいと思います。競技会と言ってもさまざまなものがあり、スノーボードで言えば、競技会経験が無い方が初めて出るような大会(草大会)から地区予選大会、全日本大会、国際大会(ワールドカップ等)まで様々な大会があります。
競技会に出場する目的としては、以下のものがあります。
・普段の自分の技量を発揮して自分の実力がどのくらいか試してみる
・他の人と比べてどのくらいか試してみる
・相手に勝つため
・他
競技会(試合)へ参加することによる効果は、通常の練習の約7日〜10日分の成果があると言われています。それは、普段の心理状態と違った緊張した状態の中で、自分の最高のパフォーマンスを発揮しようと精一杯、力を出し切ろうとすることに挑むことが上げられ、また、それに挑んだ結果、失敗したり、成功したりという日頃の成果の結果を正確に確認することができるとともに、今後の目標が明確になるためです。
普段と違いプレッシャーがかかったり緊張するそのような状況の中で自分の実力を発揮することは難しいもので、そのような状況の中で、まずは自分の実力の8割を発揮できれば上出来といわれています。そのためには、競技会へ向けてしっかりと準備をして望むことが大切です。競技会へ参加し、自分の実力を把握しそれを真摯に受け止め、再び練習に励み、次の競技会で自分の実力を発揮する、と言うことを繰り返すことが技術の上達やメンタルの強化となり、より良い結果へつながっていきます。
競技会に出られたことのない方、しばらく遠ざかっている方など、日頃の成果を発揮するには絶好のチャンスです。来る2月25日には、スノーボードの公認大会が尾瀬岩鞍にて開催致されますので、まずは手始めに参加してみてはいかがでしょうか?
次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2007年02月16日(金)
No.6
(コラム)
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