佐々木耕司コラム

「春と夏の基本トレーニングの効果」について


皆さんこんにちは。K-snowJAPAN代表の佐々木耕司です。今回は、ゴールデンウィーク真っ盛りの志賀高原よりお届けします。

今年の志賀高原は例年よりもシーズンが3週間ほどずれている状況で4月の中旬にも降雪がありました。この冬は雪が一気に降った影響で雪がしまってできるアイスバーンの層がほとんど無いため、一度とけはじめると融雪はとても早いという状態です。数日間続いたの夏日のような暑さでかなりの雪が解けましたが、さすが志賀高原、昨年の約2倍ほどの約120センチ程の雪が残っています。

さて今回は、春と夏の基本トレーニングの効果についてお話したいと思います。春のこの時期のトレーニングは、今シーズンの反省と来シーズンへ向けてのテーマ作りのために基本トレーニングを行うことがとても効果的です。柔らかい春雪での基本トレーニングは、ボードの上でバランスをとることが難しく、ポジションや運動について多くを発見できるチャンスがあります。また、カービングターンが容易なため質の高いカービングの習得にも適しています。
夏期の南半球でのトレーニングも基本の習得には効果的です。それは、日本とは季節が逆のため冬シーズンの雪質での滑走が可能となり、滑りのイメージを保つことや反復練習にて基本動作の完成度を上げていくことに役立ちます。ご参考までに、ニュージーランドキャンプを開催するマウントハットスキー場はコース数が多く、滑走できる面積も広いため集中してトレーニングを行える環境です。

最後に、【GWキャンプ】の状況をお伝えします。例年に比べて朝の冷え込みが少ないため、カリカリのアイスバーン状態ではなく昼間の雪質は柔らかい状態ですが、ぺたぺたとして滑らない悪雪ではなく、とても滑りやすい状態です。ゲレンデの混雑は、それほどでもなく、ピークは3日、4日になりそうです。
その後のGWキャンプの状況は、ホームページにてアップいたしますので、どうぞお楽しみに!

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。楽しみにしておいてくださいね。
2005年05月01日(日) No.2 (コラム)

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