「雪の溶け方」について
皆さんこんにちは。K-snowJAPAN代表の佐々木耕司です。
今回の佐々木耕司通信は、ゴールデンウィーク真っ盛りの志賀高原よりお届けします。4月に入り暖かい日が続きGWキャンプの開催が心配されていましたが、さすが志賀高原!ばっちりと雪が残っています!!
今年のシーズン中の志賀高原は例年より雪が少なかったために、5月のGWまで雪が持たないと言われていましたが、実際に志賀高原に来てみると、想像以上の雪が残っており、なんと昨年よりも多くの雪が残っている状態です。これは、都内では多くの夏日といわれる暖かい日が多くあったのに対して志賀高原ではそれほど暑くならなかったためと、雨の降った日が2日ほどと、少なかったのが要因だそうです。
皆さんは、雪の溶け方はシーズン中の雪の降り方によって大きく影響していることをご存じですか?(もちろん春の陽気に大きく左右されますが・・・)例えば、シーズンを通して、1mの大量の雪が3,4回降るよりは、20〜30cm位の雪が10数回に分けて降った方が雪の層がしっかりとできるので、暖かくなったときの溶けるスピードが異なってきます。また、「根雪」と呼ばれる第1階層の雪の状態にも大きく影響されます。シーズン始めに降った雪がしっかりとした層となっていれば、地熱が雪へ伝わる割合が少なくなり、その上の階層に好影響をもたらします。しっかりとした根雪ができるまえに大雪が降り続いた場合は、上記にくらべ雪溶けが早くなります。
最後に、【GWキャンプ初日】の状況をお伝えします。例年に比べて朝の冷え込みが少ないため、カリカリのアイスバーン状態ではなく昼間の雪質は柔らかい状態ですが、ぺたぺたとして滑らない悪雪ではなく、とても滑りやすい状態です。ゲレンデの混雑は、それほどでもなく、ピークは2日、3日になりそうです。
その後のGWキャンプの状況は、ホームページにてアップしていきますので、楽しみにしておいてくださいね。
次回もまた皆さんのお役に立つことを、お話ししますので、楽しみにしておいてくださいね。
2004年05月06日(木)
No.2
(コラム)
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