佐々木耕司コラム

アウトドアの中のスノーボーディング


皆さん新年あけましておめでとうございます。

今シーズンは温暖な日々が多く、暖冬と感じさせられる日々が続いています。本日ご盛況のうえ終了しましたホワイトワールド尾瀬岩鞍での「年越しレーシングキャンプ」にてゲートをセットしている際、春と思わせるような暖かさのため、思わず上着を脱いでしまう程でした。

最近ゲレンデにてコーチングをしている際に感じることがあります。冗談でも大袈裟でもなく、「雪のにおいや空気の味」がその場所場所の土地によって異なるということを感じます。日本のスキー場だけに限らず、世界中のあらゆる国のスキー場でも同じように異なっていると感じます。国内外なかかわらず、久々に訪れたスキー場で、以前に感じたものと同じものを感じた瞬間などは、懐かしさや、安心感などがこみあげてきます。
 
そもそもスノーボードに限らず、アウトドアでのスポーツの楽しみは、「その場所場所での風や空気や自然の変化をからだ全身で感じながらスポーツに没頭すること」が醍醐味であり、インドアのスポーツでは決して味わえないものではないでしょうか?いつまでもその土地土地での自然の吐息が変わらないよう、自然を大切でかけがえのないものであるという認識のもとでアウトドアスポーツを楽しんでいきたいと私自身は考えています。

12月末からの年末キャンプ、年越しキャンプが無事に終了し、明日から志賀高原にて開催いたします新年キャンプへ向かいます。日本各地で多くの方と、スノーボードというアウトドアスポーツを一緒に楽しむことを今年の抱負として精進していきますので、本年もどうぞよろしくお願いいたします。
2004年01月01日(木) No.2 (コラム)

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