佐々木耕司コラム

「回転軸と体軸」について


皆さん、こんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。待ちに
待ったウィンターシーズンが到来しましたね。今年は早い降雪のため、
我がホームスキー場のホワイトワールド尾瀬岩鞍は、良いコンディショ
ンにてオープンしました。(スノーボードスクールは20日からオープン
します)なんと、この時期において山頂からボトムまでのロングラン
滑走が可能です!!!スノーライフを満喫するためのお手伝いや、スノー
ボード楽しんでいただけるよう、スタッフ一同みなさまのお越しを
お待ちしております。今シーズンもどうぞよろしくお願いします。
さて、今回は”回転軸と体軸”についてお話ししたいと思います。ス
ノーボードでターンをするときに、最も大切である”軸”をご存知で
しょうか?それは、頭とみぞおちと腰を結んだラインが両足の真ん中に
くることが基本となるもので、実際にターンをする際のその軸の動き
および体の各部位がその軸を中心にどのようにどのように動いているか
を分析してみました。その軸(体軸)は、ターンの深さに準じて傾いて
いきます。(深いターンで大きく、浅いターンでは小さく)ターン種目
において、スノーボード経験が多い方のほうが、軸の傾きを大きくする
ことができ、トリック系の種目において、スノーボード経験が多い方の
ほうが、軸を真っすぐに保つことができます。次に、その軸を中心と
した体の各部位の動きを下記へ記します。
肩:左右対称に水平に動く
腕:肩と同調して動く
胸:肩、腕と同調して動く
腰:ボードと同調して、もしくはボードの動きよりも小さく動く
脚:ボードと同調して左右対称に動く
ボード:左右対称に動く
上記のどれかが間違った動きをしたり、軸と連動していない動きになっ
た際にバランスを崩したり、ミスをおかしやすくなります。実際の滑走
にて、上記のことを意識しながら正しく滑ることはとても難しいですが、
滑走経験が豊富な方は、上記を無意識にできている方が多く、これは、
基本が身についているからです。客観的に見たり見てもらったりして、
自身の滑りをチェックする時に、上記の項目を見直してみると新しい
発見があったりするのでお勧めです。K-snow JAPANが開催するスノー
ボードキャンプでは、基本の修得をメインに、安全かつ早い上達を目指
したレッスンを行っておりますので、正しい基本をマスターしてスノー
ボードの上達に大切な軸を体得したり、確実な上達を望まれる方は、
是非一度ご参加いただければと思います。

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。

2013年12月16日(月) No.118 (コラム)

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