佐々木耕司コラム

「正しいポスチャー/ポジションチェッ ク」について


皆さん、こんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。待ちに
待ったシーズン到来となり、スキー場が続々とオープンし始めました。
この冬の長期予報では、寒い冬になるとのことで、この夏のニュージー
ランドの気候と少し似ており、グッドシーズンになりそうな予感がし
ています。みなさん、しっかりと準備をして長くなりそうなシーズン
に備えましょう!!スノーボードは体が硬かったり関節の稼動域が狭い
とけがをしやすいので、しっかりとストレッチや滑る前のウォーミン
グアップ、滑った後のクールダウンを行うことをお勧めします。
さて、今回は基本として大切な”正しいポスチャー/ポジションチェッ
クについて”お話ししたいと思います。
・ポスチャー(姿勢)について
両足均等に圧がかかるように足裏全体で立つ。垂直ジャンプをして着地
ができる姿勢をとり、(出来るだけ低くしゃがんで、大きく背伸びできる
姿勢)そのときに、両膝、骨盤、両肩すべてが平行となっていること
が大切です。
・ポジションについて
正しいポスチャーから、各自のスタンスの向き(前足の向き)におへ
そを向け、股関節から少し前傾をして、軽く膝を曲げます。このとき
両方の足裏全体で地面を踏んでいることが大切です。上体は、背筋を
真っすぐ、両肩を少し下げます。少しわきをしめるというか、鎖骨よ
りも肩を真下に下げるようにします。フリースタイル系の場合は、
上体をあまり前傾しないため、両腕の力を抜いて下にた垂らして楽に
します。スピード系の場合は、上体を前傾します。その際、あごの
位置を気にしながら進行方向を見て、良いポジションを見つけると
良いでしょう。例えば、あごを引いて左へ顔を向けた(レギュラー
の場合)ときに、首に違和感を持つようでしたらそれはあごの引き過ぎ
で、あごを上げて左へ顔を向けたときに、みぞおちが左に動くようでは、
上げ過ぎです。正しい上体のポジションを見つける一つの手段として
あごの位置とみぞおちの意識してみてはどうでしょうか?スノーボードの
ポジションで大切なことは、ボードに常に力を加えられる=ボードを
踏めるということです。下半身は、両足裏を意識することで容易に
正しいポジションを見つけることができますが、上体は、猫背になったり
ねじれやすいため間違ったポジションが身につきやすく、正しい
ポジションを見つけることが難しいことがあります。滑走中における
正しいポジションについては、次の機会にお話ししたいと思います。
K-snow JAPANのキャンプでは、基本を大切にしており、今回お話し
した正しいポスチャー/ポジションチェック以外に、用具、セッティ
ングや運動、その他のことを個々の技術レベルにあわせた指導をして
おりますので、興味のある方は一度参加してみて、自身のスノーボードを
見直ししてみてはいかがですか?

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。

2013年12月01日(日) No.117 (コラム)

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