佐々木耕司コラム

「自分のライディングを客観的に見ることによる上達効果」について


皆さん、こんにちは。K-snowJAPAN代表の佐々木耕司です。ここ
最近、めっきりと涼しくなり秋の陽気となりましたが、みなさんいか
がお過ごしでしょうか?私は、先週ニュージーランドより帰国しました。
日本にいた方からは、本当にいい時期になってから帰って来たと言われ
るほど涼しく、季節が着々と秋から冬に向かっていることを感じる今日
この頃です。日本の秋の風物詩と言えば、樹木の紅葉であり、群馬県の
ホワイトワールド尾瀬岩鞍では、紅葉が見ごろとなる10月12日から
11月4日までの毎日、秋のゴンドラ運行を行いますので、オススメです。
山頂1,700mからの紅葉を是非一度眺め、もうすぐ来る冬の訪れを感じ
てみてはいかがでしょうか?
http://www.oze-iwakura.co.jp/ski/news/detail.html?CN=69283
さて今回は、”自分のライディングを客観的に見ることによる上達効果”
についてお話ししたいと思います。前号では、スノーボードの上達で
最も大切なこととして”目線”についてお話ししましたが、これは自身
が前を見て滑走することで、今回お話しするのは、自身の滑りを外側
から客観的に見るということです。スポーツを行う際はイメージが大切
であり、それには自分が理想とする動きと自分の動きが実際にどういう
ふうに行われているか、認識したり比較することで早い上達が可能にな
ります。そのためには、まず自分が理想とする滑りをイメージすること
と(一緒に滑る仲間の滑りを見たり、ゲレンデで滑っている人の滑りを
見たり、DVD等で上手な人の滑りを見たりしてなど)、自分のライディ
ングを客観的に見ることからスタートして、下記に記す客観的に見る際
に効果的であると思われることを試してみると良いかと思います。
·自分のすべりが見やすいように収録されている素材にて見る
(天気が良い、手ぶれがない、撮影されるアングルがよい、など)
·仲間達と見る
·コメントをもらう
·他の人の滑りを見る、見比べてみる(自身の分析能力が上がる)
·客観的な意見を得る
·スロー再生ができるとベター
·など
自分のライディングを客観的に見ることにより、自分の理想とのギャップ
を埋めたり、具体的な上達のイメージを持ち、練習方法などを見いだし
やすくなるなど、早い上達が可能となります。実際に滑りをイメージする
ことは自身で容易にしやすく、自分のライディングの撮影は少々敷居が高い
ように思いますが、自分のライディングの撮影をしてもらうために仲間と
一緒にスキー場へ行ったり、スクールやキャンプなどに入校して撮影して
もらうという方法などでクリヤーになると思います。撮影した映像を見る
際は、できるだけ仲間と一緒にみることでより客観的に見れたり、さま
ざまな知識が身についたり、気づきがあるためオススメです。また、ス
ノーボードキャンプに参加することはさらに効果的で、イメージ作りおよび
自分や他の人の滑りを見たり、客観的なアドバイスを受けられたり、仲間
との出会いがあったりと、楽しみながらの上達が可能です。K-snowJAPAN
では、スノーボードスクールやキャンプを開催する他に、上達を望む方
向けのトレーニングクラブの運営を行っており、その環境に上達を志す
人たちが多く集まっています。撮影会等で収録した映像や画像の入った
DVDを配布(特典のうちの一つ)したり、それをクラブ生達で鑑賞する
機会を設けています。2014シーズンの募集を開始しましたので、興味の
ある方は是非webページをご覧いただき、加入していただければ上達の
お手伝いをすることができてうれしく思います。

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。

2013年10月01日(火) No.115 (コラム)

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