佐々木耕司コラム

「生涯スポーツ」について


皆さん、こんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。最近は、
朝なかなか起きられない(起きたくない?!)ほど気持ちの良いすがすが
しい陽気の中、みなさんいかがお過ごしでしょうか?私は、爽やかに
晴れた日に散歩をしながら、まわりの景色などから新しい発見がないか
と楽しんでいる今日この頃で、冬にできなかった子供達との共有する
時間を作って成長していく子供達と一緒に過ごしています。先日、娘の
バスケットボールの試合があり、長野へ泊まりがけの遠征に行き、応援&
ビデオ撮影を行いました。我がチームは小6年の選手が0人で小5年メイン
のチーム編成となっていますが、小6年がレギュラーをしめるチームとの
対戦が多い中、12チーム中4位となりました。今回の遠征では、チーム
スポーツの楽しさや、チームワーク、コーチの指導を見たりと、いろいろと
学ぶことが多く充実した時を過ごすことができました。その中でも、移動
の車中で一緒であったコーチからバスケットボールの魅力やルールなどの
話を聞き、このスポーツの奥深さを知ったことがとても新鮮で良かった
です。毎週、子供達の応援に駆けつける保護者の心境に近づき、少しはまっ
てしまいそうです。。。。。さて今回は、”生涯スポーツ”についてお話
したいと思います。ゴールデンウィークを終え、今期もみなさまのおか
げで、無事にスノーボードシーズンを終えることができました。ありがと
うございます。気がついてみると指導者として15年の月日が経ち、多くの
方の上達のお手伝いをさせていただき、充実した日々を送らせていただい
ております。私がスノーボードを指導している方は、初中級者からトップ
選手まで、小学生から70歳の方までで、日本国内や海外のあらゆるフィー
ルドにてスノーボードの基礎から応用、用具について、体力、メンタル等
さまざまなことをお伝えしていて、今まで指導したなかで印象深いことが
いろいろとありました。その中で特に印象に残っている方としては、上達
の幅が大きかった方や、高齢にも関わらず若者と一緒にがんばられていら
れる方、残念ながらけがをされてしまった方などがあります。ここ最近は
40歳以上の方、特に50台、60台の方の上達に対する熱心な姿勢が印象的で、
彼らは、スノーボードを生涯スポーツとして行っており、体が動くまで滑り
続けたいという願望があり、そのため体を鍛えたり摂生した生活を送って
いる方が多いようです。生涯スポーツとして長く続けていくためには、
どのようなことが大切であるか考えてみると、生涯を通じてスノーボード
を楽しみたいと考えてる方に共通していることは、けがをしない、無理を
しないという前提の中で、自分の限界にチャレンジしている方が多く、
詳しく話を伺ってみると、違うスポーツ等で今まで大なれ少なかれけがを
した経験があったり、自分の体のことを良く知っていらっしゃる方が多く、
健康管理に精通しており、自己管理ができている方が多くいらっしゃいま
した。例えば、滑る際の雪質やバーン状況を判断して、自分にはどの程度
までが大丈夫で、それ以上は難しいかということを適切に判断できることや、
スキー場にくる際の移動に関して、運転での疲れや滑り終わった後の疲れの
度合いを事前に把握し、そのための休息が滑るスケジュールに組み込まれ
ていて、自分にあったドライブプランを把握しているようです。他のお客
さんと一緒にすべるキャンプなどに参加する際は、前日から宿舎に入り、
食事と睡眠をしっかりととり、朝は早めに起きて軽く体をほぐしてから
朝食をとってレッスンに備え、レッスン終了後は、帰りの移動時間に支障の
ない範囲で、ストレッチや入浴をすませてから帰路へ向かうというように
されていました。若いからできることや体に無理をさせるということは
ほとんどせず、自分のペースに沿った行動パターンを見につけていること
が印象的でした。生涯スポーツとして、大切であると思われることを下記へ
記します。
・徹底したけがの予防
・無理をしない(スケジュール、体力面にて)
・睡眠、栄養を宿を利用してしっかりととる
・自分にあった用具を使う
・規則正しい生活
・日々、体を動かす習慣(ウォーキング、ジョギング等)
・深酒をしすぎない
・ほか

スノーボードは、季節スポーツでオンシーズンとオフシーズンがあるため、
オフシーズンの過ごし方によって、オンシーズンでの早い上達や、長きに
わたる滑走が可能となるばかりか、アウトドアスポーツの魅力である爽快な
満足感の味わい方に差が出るように思います。K-snow JAPANでは、夏の
ニュージーランドキャンプやオフシーズン中のイベント等を企画しており
ますので、オンシーズンに備えて充実したオフシーズンを過ごすことに
興味のある方は、是非ご一緒できればと思います。

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2012年06月01日(金) No.95 (コラム)

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