佐々木耕司コラム

「上達する教わり方」について


皆さん、こんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。
ここ最近、朝晩と冷え込み、冬の訪れがもうそこまできていると思える陽気となりましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか?私は、現在雪が降っているコロラド(USA)に来ており、約4週間のジュニア選手の雪上トレーニングを行い、その後カナダに立ち寄って、カルガリーに留学中のYuta君のトレーニング環境を整えてから帰国します。
先日(10/31)、元プロスノーボーダーである青木裕次氏が支配人を務めている宍戸ヒルズCCにて開催された、第1回Boardersコンペの幹事を勤めさせていただきました。全国各地(姫路・兵庫・岐阜、千葉、群馬、埼玉、東京)から多くのスノーボーダーにお集まりいただき、久しぶりに会うメンバーは昔話に花を咲かせ、はじめて会うメンバーは、アマチュアやプロの隔たり無く親睦を深めながら、秋晴れの中楽しい一時を過ごされたようです。開会式にて、今回の優勝者が次回の幹事を務めていただくようにお願いして始まったコンペはというと、、、、日本ツアー選手権が開催されるほどの本格コースでのプレーは、適度な緊張感がある中で、なごやかに楽しく行われました。また、特別企画として、震災復旧のためのチャリティーを行い、ショートホールにてワンオンしなかった方から集めた支援金を笠間市へ納めました。
肝心の結果はというと、つい一生懸命プレーをして、幹事(私)が優勝するという御法度をしでかしてしまいました。m(__)m ということで、少々早い告知ですが、次回は、5月中旬から6月ごろに関東地区で開催する予定ですので、多くのスノーボーダーの方のご参加をお待ちしております。

さて、今回は”上達する教わり方”についてお話しします。ここ最近私が熱中している趣味のゴルフで、生まれて初めてこの春にプロからのレッスンを受けました。理由は、我流ではなかなか安定した結果が出ずにうまくならないことや、首や肩に変な痛みを感じたことがあったこと、長い間人から教わることがなかったこと(現役の時に外人コーチから教わって以来)、そして、人を教えるという現状とは逆の、教わる立場を体験してみようと思ったからです。教わる中で感じたことは、とても楽に正しい知識や技術を修得でき、近道だなあと思いました。回数を重ねていき複数のコーチから習うようになったときは、コーチの言っていることを理解し、本質を把握することが大切であると感じました。それは、コーチによって言い方が違うけれども、伝えたいことはほとんど同じであるということに気づくことです。
その他多くのことを感じましたが、中でも大きく役に立った3つのことを以下へ記します。

1.調子の良いときに学んだこと。
2.コーチによっての教える引き出しの多さが異なり、生徒へ対応できる幅が広いこと
3.調子の悪いときに学んだこと。

1について、調子の良いときに学んだことや、コーチに”それは良かったよ”と言われたことは、イメージが鮮明になり身体に染みこんでいき、自分のものになり、長所となっていくようで良かったです。
2について、自分にあった指導をしてもらえたり(人とは異なる指導や伝達)、コメントをもらえたので、今自分がどうなっていてどうしていけばよいのかが、明確となり自主練習の時の助けとなりました。
3について、自分では調子が悪いのはわかるが、どうしてそうなってしまうのか、また、そうなってしまったらどうしたらよいのか、ということが明確になり、欠点が改善されていくようでよかったです。
”教わる”というと、受け身に思いがちですが、上記の例のような様々なことを考慮しながら教わってみると、上達の度合いが大きく変わり、早い上達が可能となると思います。スノーボードにて、今まで我流で滑っていた方や早い上達に興味がある方、自分の長所や欠点がわからない方は、是非ともホワイトワールド尾瀬岩鞍にお越しいただければ、的確なレッスンにて、スノーボードの楽しさをさらに発見できるお手伝いをさせていただきたいと思います。

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2011年11月01日(火) No.83 (コラム)

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