佐々木耕司コラム

「自然の中で行うスポーツの上達方法」について


皆さん、こんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。
現在、私は毎年恒例のニュージーランドスノーボードキャンプにきています。今年のMt.Huttは、久しぶりの暖冬の影響のため、積雪が少ない状況ですが、本日キャンプ初日を滑ってみると、スノーコンディションは思ったよりもよく、コースの脇にたまにある小石以外はハイシーズンの良い雪の状態で、これから降雪が増えてさらに良いコンディショになることを期待しています。

さて、今回は”自然の中で行うスポーツの上達方法について”お話ししたいと思います。スポーツとは、そもそも野外で行うものから発祥し、安全のためや多くの観客に見てもらうため、自然の影響を受けなくて、大きなフィールドを要さない室内競技が誕生したといわれています。
今回は、自然(野外)の中で行われるスポーツに焦点をあててみてみます。自然の中で行うことは、視界が悪かったり、雨が降ったりと、天候が変化した状況がありますが、晴天のきれいな景観の中でのびのびとスポーツを行い、その解放感や爽快感のすばらしさを一度味わってしまうと、虜になってしまうほど魅力的なものです。長くスノーボードを行っていると、さまざまなコンディションを体験します。やはり何と言っても多くの雪があって天気がよいという状況が最良ですが、雪が多少少なくても天候がよい時の方が、雪が多く天候の悪いときと比べて、気分的にはよいと感じる方が多いと思います。上達に大切な滑るというモチベーションは、天気が悪いときに半減しやすく、やる気をいかに維持することができるかによって、練習量をおとさず上達することにつながるものであると思います。そのための手法例をいくつか挙げてみますと、良くない状況下でもしっかりと練習のテーマを持つことや、プラス思考でのものの考え方や、そのスポーツが好きでありできることの喜びを持つこと、などが挙げられます。具体的には、目標としている行事(大会や検定)は天気が悪い日でもあるので、その時にそなえて、そのような状況の中でも練習することや、そのスポーツができてうれしいという喜びを感じること(わざとそのスポーツをすることができない時の状態(時間がなかったり、ケガなど)を想定したりしてやる気を出したり)、等があります。ニュージーランドキャンプでは、長期でキャンプを行う中で、どのような状況でも技術の上達を学べるコツや、メンタルによる上達方法を伝達し、楽しく仲間と滑りながら、安全に上達していくレッスンを行っています。この冬シーズンにホワイトワールド岩鞍で展開される、岩鞍トレーニングクラブ(レッスン付のコース)においても、それらを伝授していく予定ですので、興味のある方は、是非ともご参加いただければうれしく思います。(募集開始は、9月下旬を予定しています)

追記:先日、岩鞍の”ゆり園”に初めて行ってきました。(※今年はニュージーランドに来る時期が遅くなり、ゆり園が開園する時期に初めて日本にいることができたため)初めて見るゆり園は、今年で7年目を迎えるだけあり、数多くのみごとなゆりが咲いていてとても綺麗でした。なかでも、昨年から植えられたクロユリは、とても綺麗でした。それと、確か白樺の小道という小川の横を歩いていく散策道は、とてもすずしく空気の味が感じられ、癒されるグッドポイントでした。帰り際には、ゆりの球根(3,4年は咲き続ける)がお土産として、販売されています。8月に入ると遅咲きのゆり達が咲き、まだまだきれいな風景が8月末まで楽しめるとのことですので、是非一度訪れていただければ、夏のリフレッシュとしてよいと思いますので、オススメいたします。 

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2011年08月01日(月) No.80 (コラム)

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