佐々木耕司コラム

「バランス」について



皆さん、こんにちは。K-snow JAPAN代表の佐々木耕司です。
新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
私は今、志賀高原一の瀬ファミリー(長野県)にて毎年恒例の年末新年スノーボードキャンプを開催しています。現在大寒波の到来のため、体感気温マイナス10°とまとまった降雪が期待できるのですが、この時期にしては、まだまだ少ないようです。今回の寒気の流れは、西日本と東北方面に流れ込むようで、ここ長野は少しずれているため例年のような大雪にはならないかもしれないと地元スキー学校の校長が言っていました。そのため、荒れた天気にはならず、良いコンディションの中でのレッスンが行えると思います。例年同様、新年の誓いとして、地球温暖化の防止のためにできることを行い、多くの人に呼びかけていきたいと思います。本年も温暖化防止にむけて、努力していきたいと思いますので、どうぞご協力のほどよろしくお願いいたします。個人的には、今年は充実したライフスタイルを過ごすために、日々を精一杯過ごすということをテーマに活動して行きたいと思います。

さて、今回は”バランス”についてお話ししたいと思います。よく、”バランスがいいね”、とか、”バランスを取るといいよ”と言われますが、それは、どういうことかご存じでしょうか?辞書で調べてみますと、バランスとは、釣り合うこと、調和、二つまたはそれ以上の物事の間で、力や重さなどの釣り合いがとれていること、とあり、要は、二つの以上のものを両立させて、どちらかに偏ることなく、つりあいがとれている状態のことです。日常生活において具体的に考えてみると、学生や社会人の方がスポーツを行う場合は、どちらかに傾きすぎずに双方を両立するための釣り合いがとれていることで、スノーボードにおいて考えてみると、バランスをとるということは、転ばずに滑り降りることや、安定して滑り降りるために必要なことであると考えます。では、もう少しスノーボードについて考えてみると、実際に滑っている時は、転ばないためのバランスと、良いパフォーマンスを発揮するためのバランスがあり、前者はスノーボードを安全に楽しく滑るためであり、スピードもそれほど速くなく、体の動きもそれほど大きくないため転倒する可能性は低くなります。後者は、スピードが速くて体の動きが大きく、外力(遠心力)を利用するものが多いため、転倒する可能性が高くなります。日常生活同様、スノーボードにおいてベースがしっかりとしていることで、目標や上達に向けたチャレンジに没頭することが可能になります。もし、基礎がしっかりとしていない状態で、それらに没頭してしまうと、途中でバランスを崩したときに、そこから立ち直すことが難しくなったり、大きなケガをしてしまったりします。スノーボードはバランススポーツと言われ、バランスをとることが難しいものですが、上達を目指していくためには、個々のバランスの幅を広げて、安定度を増していくことが大切であり、そのためには、基本を身につけていくことが近道であると思います。大好きなスポーツを長く行っていくためや、充実したスノーボードライフを過ごすために、そのためのベースや将来のビジョンを持っていた方が、バランスがとれた充実した活動を行っていくことが容易になると考えます。K-snow JAPANでは、スノーボードの上達の役に立てる環境を用意していますので、興味のある方は、是非とも一度ホワイトワールド尾瀬岩鞍へお越しいただければと思います。

次回もまた皆さんのお役に立てるようなことをお話したいと思います。
楽しみにしておいてくださいね。
2011年01月01日(土) No.70 (コラム)

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